佐藤昭司漆器店 [New Item]

秋田県南部に位置する湯沢市の川連(かわつら)町は、奥羽山脈の豊富な森林などの環境に恵まれ、古くから漆器作りがさかんな地域でした。漆器作りの始まりは、鎌倉時代にさかのぼると伝えられています。川連漆器の特徴は、堅牢で丈夫な作り。下地工程の丹念さ、塗りの丁寧さに定評があります。輪島塗りや津軽塗りなどに比べると、装飾は比較的シンプルで、普段使いの漆器として人々に親しまれてきました。
佐藤昭司商店は、川連漆りの工房です。

 

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佐藤昭司漆器店の創業は、昭和42年。下地塗りから上塗りまでを行っている工房で、代表の佐藤昭司(しょうじ)さんと息子さんの昭仁(あきひと)さんのお二人で営まれています。

代表の佐藤昭司氏と息子さんの昭仁氏
 

佐藤昭二漆器店では、普段使いの漆器としての使い勝手の良さを追求しながら、新しい漆器作りへのチャレンジも続けられており、『ぼかし塗りの盃』が2015年秋田特産品コンクールで「民工芸品部門優秀賞(秋田県知事賞)」を、『雪国小鉢3種』が、2016年秋田食のチャンピョンシップで工芸品部門金賞(知事賞)を受賞されています。

佐藤昭仁さんは、漆人五人衆の一員として、新たな漆器作りにチャレンジされています。

ぼかし塗りの盃です。外側はぼかし塗りのグラデーション、内側は金梨地と呼ばれるきらきらと輝く塗りが施された美しい器です。


江戸切子とのコラボ商品。ガラスに漆器塗りが施されています。すっきりした漆のラインが切子に映えています。
   

スリムタイプの布張り2段弁当箱。鞄に収まる使いやすいサイズ。

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