大関漆工房

秋田県南部に位置する湯沢市の川連(かわつら)町は、奥羽山脈の豊富な森林などの環境に恵まれ、古くから漆器作りがさかんな地域でした。漆器作りの始まりは、鎌倉時代にさかのぼると伝えられています。川連漆器の特徴は、堅牢で丈夫な作り。下地工程の丹念さ、塗りの丁寧さに定評があります。輪島塗りや津軽塗りなどに比べると、装飾は比較的シンプルで、普段使いの漆器として人々に親しまれてきました。
大関漆工房は、川連漆りの工房です。

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大関漆工房代表の大関功(おおせきいさお)さんです。

大関漆工房は、長年座卓の漆塗りに携わる工房として活躍されてきましたが、近年の座卓の需要低下に伴い、代表大関功さんは、新たな漆工芸の分野を開拓。
木地作りから仕上げまでを自らの工房で行う品作りに励んでいらっしゃいます。
得意とされるのは、木目や木肌の質感を生かした酒器やカトラリー類、弁当箱や茶筒などの製作。摺り漆の製品が多いことも特徴ですが、乾漆粉を撒いた漆地に波状の模様を付けた個性的な塗りの技も磨いていらっしゃいます。
   
大関功さんは、漆人五人衆の一員として、新たな漆器作りにチャレンジされています。
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大関功氏自らによる自己紹介、作品への想い

1971年 秋田県湯沢市川連町生まれ(在住)
1992年〜 大関七郎より塗りを学ぶ
1996年〜 阿部哲雄氏より挽物を学ぶ
2004年〜 独学でえぐりものを始める

酒器、カトラリーなどのテーブルウェアを中心に木地から仕上げまでを一貫製造しています。手に取った時の感じを大切に考え、経年変化=劣化ではなく、使う人に触られて育っていく。そんな長く愛われるものを作っていきたい、と常に思っています。

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